#14-11. まずはPremiere Pyramid View Room..

Mena House Hotel01_49

 今回の旅から新しく担当してくれたPersonal Conciergeは本当に優秀であり、感謝の念が尽きない存在であった。

 

 

 

 いつもなら「恐らく彼女がいなかったらエジプト初上陸の旅は素晴らしいという一言で完結できなかったに違いない..」と書くだろう。
 ただよ、それは明らかに違っていた。
 旅を終えて無事日本に帰ってこれたということを含め、「恐らく」ではなく「紛れもなく」が正しい表現だったとここで改めて強調したい..

 ネットの世界では、Diners Premium、Amex Platinum Card、そしてCenturion Cardのことを時に悪しき評価を下しているのも見かけるが..
 

 中には.. 「確かにそれは一理ある!」「その通り!」と納得のゆくことも確かにあるが、でもそればかりではないぞ!

 間違いなくAmexは優秀なスタッフを有しているし、本当に世界各地の情報を収集してくれ少なくとも俺には最善の提案と情報提供をしてくれる。
 今回は改めてそれを実感できた旅だった。

 まぁ、ただ前任者であればEgyptから帰ってこれんかったかもしれんけどな。(笑)
 彼女は一生懸命やってくれていたし、でき得る限りのことはしてくれたが、何分新人研修とは言わんが俺の旅をベースとしたOJTでskill向上の機会を得るには10年程早かったかもしれん。
 

 とにかく今回の記事では、感謝の意味も含め誇張することなく正直にAmexのよさの一部でも紹介できたらと思う。
 よろしくだ。

 

 

 まず、この自己満ブログに飽きず度々訪問してくれている皆さんであればご承知かと思うが、昨年の7月後半から煮詰めてきたEgypt旅行の計画を2月に一旦白紙に戻している。
 飛行機は勿論、Hotel、送迎も含めた予約すべてだ。
 その原因は、ご承知の通りフランスのテロ..
 大変空しい事件だ。

 半年以上も前から、Personal Conciergeが月に何度も現地と連絡を取ってくれ、航空会社、Hotel、時に現地旅行会社等取りうる可能な限りを努めてくれたわけだ。

 私の場合、Amexに旅の嗜好的な基準や視点、考え方を予め伝えているのでPCに「今度は〇〇の国、△△の都市に行きたいので俺好みのホテルやレストランをpick upしてほしい」というところから始まる。

 詳細は省くが、例えばHotelであると..

  [部屋の広さ] 120平米から150平米のSuite以上..
  [部屋の代金] 1泊15万前後をベースに。より嗜好に見合うところがあれば20万を超えても可.. 

 となる。
 また、飛行機であれば..

  First ClassがあればFirst優先、A380機材であれば当然Suiteを。
  Firstのない飛行機にあまり乗りたくはないが、台北-日本間のように最上位でBusiness classという路線もあるからな。

 まぁ、このような基準というものが私と彼女の間には幾つも存在しているわけだ。

 

 ここから下がることは余程のことがないかぎりあり得ないが、基本これらをベースとして常時リストアップしてもらう。

 

 

 ここに、FHRの特典はどうか.. FHRの特典以外にRoom benefitsという形でAmex関係なしに付く場合もある。
 例えば、24時間のbutlerや部屋付けのLimousineがあるとか..
 Dubaiの一部のホテルだと、空港到着時(=降機した時点)からスタッフがつくケースもある。

 マルハバサービスだっけ?アリハバサービスだっけ?思い出せんが、ひと味違う空港でのサービスが体験できる国もある。

 バージュでヘリチェックインをする時は勿論そうだし、Atlantis The PalmやArmani Hotelのかなり上位の部屋だと降機時点からroom Check-inの瞬間までスタッフがべったり.. という時もあるでな。

 香港なんかは(今もそうかわからないが)過去にこのブログで紹介したLMOがそれに(近い形で)該当する。

 

 話はPCに戻るがよ、今回昨年の夏以降地道に調べあげてくれたわけだ。
 今回は一応、普段の金遣いの荒さを反省し、気持ち控えめな旅行にしようと思っていたので5~6年ぶりにEmiratesのSuite Classではなく羽田発のビジネスクラスにしたわけだ。

 そんな話はいいんだが、今回滞在のMena House Hotelは実はAmexのFHRに登録のそれではなかった。
 故に都度情報収集を重ねなければならないわけだが、現地と連絡を取る度に「必ず」一般的な安全面を含めた治安情報まで確認してくれていたのには驚いた。

 また、通常ホテルの予約はせいぜい3日前とか前日からキャンセル料100%発生するなどが一般的だが、エジプトだからか21日前から100%発生するというイレギュラーな制約もあった。
 何よりも嬉しかったのが、今回3泊4日で1泊仮に15万として3泊分の予約をしたとしよう。
 しか~し、悲しいことに訪問の1週間前とか10日前とかにテロが起き空港閉鎖や渡航自粛となった場合当然45万を負担しなければならなくなるわけだ。
 こういったことも見越して、俺好みの部屋で予約も勿論だけど、予約の段階では万が一を考慮して今回のようにごめんなさい価格のPremiere Pyramid View Roomに留め、現地で空き部屋を確認しRoom Changeで対応すればいい等提案してくれた。
 彼女は、こちらからお願いしたことだけでなく一歩も二歩も先を見越して提案や俺好みのものを「選択」できるように別の案も用意してくれていたことには驚いた。
 流石としか言えん。

 

 例を挙げたらキリがないんだが、今回予約のPremiere Pyramid View Room..
 ほんとごめんなさい価格の45㎡ほどの部屋で最終的に予約をしたんだけど、「その中でもどの部屋が最も景色がいいか」迄現地と何度も確認してくれてその上で予約してくれていたわけだ。

 ただよ、悲しいことにこれらの苦労がフランスのテロのこともあって、一旦すべて白紙に戻してもらうことになる。
 ものすごーく時間と労力を費やしてくれたにも関わらず、俺がビビリなんでキャンセルしたわけだ。

 

 また今回もEgyptは訪問出来なかったか.. とすべてを白紙に戻したわけだが、約1週間後..
 Amexサイドとは別に稼働していた俺の情報収集部隊から最終報告が上がってきた。

 ここには「Egypt旅行はキャンセルせずGo!!」「下手するとここを逃すとこの先何年かいけなくなるかもしれんぞ」というものだった。

 ここから最終確認とウラを取るのに幾らか時間を要したが、その数日後PCに連絡をし「大至急、Mena House Hotelに連絡し同じ内容で予約の取り直しが可能か確認してほしい」と依頼。

 

 この時にもPCの機転が利く..
 結果はまったく同じ内容で取り直しが実現したが、「新しい予約番号ではなく、ホテル側には無理を言ってお願いし先日キャンセルした予約番号で全てを復活してもらった」という話を聞かされた。

 「その理由は?」「なぜ、そうすることが理想なのかわからない」と尋ねると.. 

 「Hotelは全ての宿泊者に対し、全ての情報を紐づけしている。その情報は日本から問い合わせた内容やその日時、Travel Agentがどこかは勿論、そこを通じて予約された訪問者がどのような人なのかという詳細情報も含めてらしい。恐らく、このHotelは日本からPCが問い合わせた内容と日時も当然ながら詳細に渡って記録しているに違いない。だから、仏のテロが原因とは言え、今までの経緯やキャンセルしたこと。そして、再度復活し予約してくれたことを含め情報を途切れさせてはいけないと思った」という回答だった。

 

 なるほど.. 新しい予約番号で取り直したら、(訪問者が同じであったとしても)それは新規の客と同じ。私には何も言わなかったが、恐らくホテル側に色々と情報を上げていたに違いない。
 ただ紐づけの方法/基準を「予約番号」から「宿泊者」に変えれば予約を新規にとり直したとしても、自動的にすべて関連付けされているに違いないだろうが..
 しかし、この場合は過去に繰り返して宿泊の経験がある顧客に限られてしまい、今回の俺のように「初めての訪問」となる場合はこう選択せざるを得なくなるわけだ。

 

 それにしても素晴らしい発想力、素晴らしいほどの機転の速さと高い思考レベルは流石だ。
 (^_^)∠※PAN!

 

 多分、パッケージではなくオーダーメイドの旅行を組む人であればこの価値は安易に想像ができると思う。
 こんな感じで終始「素晴らしい」「流石」という言葉が飛び交うPCだったわけだ。

 なぜ、私自身が今回急遽予約の復活を試みたのかという基準や情報については、別の記事内で随時記載していこうと思うがこんな感じのことがフツーのレベルだったんで、安心して行ってこれたわけだ。

 Amexにはホント感謝だな。
 m(_ _)m アリガトウゴザイマス..

 

 

 さて、話を現地に戻すが予約したMena House HotelのPremiere Pyramid View Roomがどうだったのかを伝えたい。

 以下は以前の記事内で使用した画像だが..(↓)

Giza plus Mena House Hotel_02

 本館から離れたGardenAreaに棟がある。
 本館でCheck-inし、カートで移動する。

 

 

 入口に到着した時の1枚目がこちら..(↓)

Mena House Hotel Garden_10

 時刻は20時頃だったか?
 画像左が入口..

 分かりにくいかもしれないけど、男性が一人座っていてここにも金属探知機(空港にある人用と荷物用)がある。
 4階建てのつくりで、そんなに悪いとは感じなかった。

 ちなみにクフ王のピラミッドはこの背後(真後ろ)に位置しているんだが、まったく方向感と地理感もないので部屋に入るまではこの場所でピラミッドを探す余裕はなかった。(笑)

 Garden棟のエントランスでいいんだろうか?
 建物に入ってスグに荷物検査.. 少し離れた隣にソファースペースがあった。(↓)

Mena House Hotel01_46

Mena House Hotel01_45

 この奥にエレベーターがあるゾ。

 質素で簡素という表現もしっくりとくるが、本館の豪華な部屋とは一転、こちらは大分リーズナブルな価格で出ているんだろうな。
 イギリス英語が浸透しているからか、1階がG、2階が1階、3階が2階、4階が3階という表記。

 

 部屋までの通路は..

Mena House Hotel01_42

 これ(↑)は奥に..

 コッチは、エレベーターホールに向かう方向。(↓)

Mena House Hotel01_43

 横長の建物なのでこんな感じなんだろうな。
 というか、そもそも紹介するほどのものではありません。(笑)
 (;^_^A

 

 部屋は..

Mena House Hotel01_44

 434号室.. やはり予想した感じです。
 では、本当にここから先は大きな期待は得られなかったのでしょうか..

 

 

 ドアを開けると..

 

Mena House Hotel01_18

Mena House Hotel01_30 Mena House Hotel01_32

 う~ん、金額を考えたら多分妥当かとオモイマス.. 感イッパイのお部屋。(笑)
 特にお勧めの部屋でもなさそうに思いました。

 

 とりあえず、テラスもついているようなので外に出てみます。
 テラスはかなり質素ですが、椅子も置いてあり何かを期待させます。(↓)

Mena House Hotel01_40

 この写真を撮り終えるまでは気づかなかったのですが、後ろを振り返ると..
 そこに感動がありました。
 (ρ_;)

 

 

 

Mena House Hotel01_28

 「初」ピラミッドです!
 (ρ_;)

 

 ちなみにこの写真..(↑)
 露出をかなり上げています。

 流石Canon Power Shot G9Xと言うべきなのでしょうか..
 iPhoneで撮影したら、全体が真っ黒で全然ピラミッドが確認できません。
 このような感じで肉眼で見れるようになるには、実際は目が慣れるまで5分くらい時間がかかったように思います。

 明るい部屋に居すぎたんだろうな、きっと。

 

 

 どうして、この部屋がBestなのか..
 実際の景色(写真)を見れば一目瞭然なんだけど、そこはセコく出し惜しみし、次回にまで引っ張らせてもらう。(笑)
 とりあえず、イメージがしやすいような情報はupしておきたいがな。

 

Phyramid view_05

 

 この写真でわかるだろうか?
 緑色の点(黄色の線の交点)が今回宿泊の部屋.. 
 そう、ここがPremiere Pyramid View Roomの位置となる。

 部屋の南側の壁に対し垂線を黄色い線で引いてみると.. なんと、その延長線上にクフ王のピラミッドが位置するではないか。
 故に「ベストな部屋」でもあり、「Premiere Pyramid View Room」でもあるわけか..

 この付加価値を考えた場合、この部屋を「ごめんなさい価格の部屋」と書いたことに「ごめんなさいm(_ _)m」しなければならんな。(笑)

 

 

 取り敢えずこの日は、予約したこの部屋で過ごすことになるが、初Egypt訪問の旅において俺がこの部屋で当然よしとするはずもなく..

 明日「ピラミッドツアー」「考古学博物館」のツアーの申込と一緒に部屋替えのアプローチを試みる。

 

 ただ、夜は夜で大変感動したわけだが、夜が明け翌日朝になってこの部屋からの眺めが本当に素晴らしく感動したのを今でも鮮明に覚えている。

 PCに何度も何度も確認をしてもらい、その度にHotelスタッフから「この部屋が間違いなくイチバンの眺めの部屋だ」という回答をもらっただけのことはあった。
 この部屋、ガチで「超オススメ」です。

 

 

 その時の記事はまた今度..(笑)

 d( ̄  ̄)ばいちゃ

Trackback URL

  1. ma-yamanaka
    2016 年 5 月 27 日 19:13 | #1

    こんばんは!

    AMEXに対する思いを拝読しましたが、まったく同じ感覚です。人間なのでたまに間違いや問題は発生しますが、それ以上の対応で解決していただけるのはまったく同感で感動さえ覚えます。担当者によって多少の差はありますが、PCの部署の方は選りすぐりの精鋭が待機していただいている安心感でいっぱいですね!

    さて

    今回の部屋でのピラミッドビューはやはり感激ですよねー!私も写真を拝見してまた見に行きたくなりました。アフリカへのエミレーツ航空のチケットも余っているのでそろそろ・・なんて考えています。

    ではまた!

  2. Yuzo
    2016 年 5 月 29 日 18:01 | #2

    ma-yanmanakaさま.. ( ̄^ ̄)ゞコンバンハ

     yamanakaさんもPC付いていますからね、やはり同じ感覚を感じ取ってもらえましたか..
     共有できる人がいてヨカッタです。(笑)

    今回も、本当に優秀なPCが担当になってくれて海外でOver Seas Assistに連絡するよりも(電話代がかかってでも)国際電話で直接PCに連絡したほうが明らかに時間とお金も節約できるように思います。そういう意味で様々な安心感があると私もまったく同じように思います。

     今回の部屋からの眺めも確かに嬉しかったですが、次回(#13)の記事で紹介する部屋の中からの眺めもよかったです。
     あと、もう少し先になりますが今回RoomChangeをお願いし変更した部屋からの眺めも本当にヨカッタです。部屋は、本館のある部屋ですが.. もしかしたら以前yamanakaさんが泊まったところと同じなのかな?とも予想しています。
     バルコニーに出ないといけませんが、Mena House Hotelで最もピラミッドに近い部屋のひとつなのでここも感動したのを覚えています。

     少しの日数?1ヶ月後くらい? お待ちください。
     もう少しで紹介できると思いますから..ww

  3. Pjyo
    2016 年 6 月 4 日 01:24 | #3

    Yぞ~さま
    いつも「いいね!」ありがとうございます((笑)
    前から不思議に思ってましたが、PCに電話すると電話に出たPCが旅の対応してくれるの?

  4. Yuzo
    2016 年 6 月 4 日 14:22 | #4

    P~jyoさま..

     ( ̄^ ̄)ゞYぞ~デス!
     いつも楽しませていただいていますヨ!
     コメントはやっぱりできないようで、コメント記入欄が出てきません。でも、しっかりと「イイネ!」はさせていただいています。
     そうそう、週末の台湾は残念ですね。
     私も近いうちに香港と台湾に行きたいと考えていますが、今年もなんだかんだ言ってバタバタと忙しく困っています。(ρ_;)

     ところで、電話をかけたときに出た人が旅の対応をするというのはPlatinum Holderであれば基本的に全員そうかと思います。
     (特典も多く違いますけど、Conciergeが担当制となるCenturionと不特定の担当制になるPlatinumでは)この点で「差」があります。
     ただ記事の中で書きましたが、私とyamanakaさんは「電話に出た不特定のConciergeが担当になる」形ではなく、「ある特定の一人の女性がPersonal(=私専属の) Conciergeが担当する」形にしてくれました。
     この点はPjyoさんと同じかと思います。
     私の場合担当のPCから直接Centurion Deskの番号も伝えられていて、そちらに電話をすればよいのでしょうけれど私はPlatinumなので、Platinum Concierge Deskに一度電話をし、PCに転送してもらいつなげてもらうという形になります。
     勿論、その女性も1名で他のCenturion会員さんを何名か担当していると思います。
     その点はPjyoさんもCenturionですから同じかと思います。
     ですから、ご承知の通り私の旅は変に細かく注文も多いのですべてその方が提案から調整、手配、変更、追加までを行ってくれます。勿論、私から細かくあれとこれをこのようにお願いしますね!と依頼もしています。

     Personal Conciergeがつく以前は、担当制ではなかった為事あるごとに0から説明しなければならず、Concierge一人ひとりの経験・知識・感覚や判断基準も大きな差があります。また情報が「詳細に渡って」共有されていないことがあったり、言葉で表現しにくい「感覚的な微妙なニュアンスの違い」を説明するのに無駄な時間を大変多く費やしました。でも今では個人的な「嗜好」を深く汲み取ってくれることが確実になり大変有難く思っています。また、初めてPCになってくれた方と今回のPCは飛び抜けて優れている為、ほとんど私から詳細をお願いすることなく対応可能な範囲で事前に申込/予約/情報収集までしてくれていました。

     私の旅は本当にAmexあっての旅ですね。
     ただ、HISの何倍もお金はかかってしまいますけど。(笑)

     こんな感じです。
     ( ̄^ ̄)ゞ

  1. トラックバックはまだありません。

*は、必須項目です。

(実名の必要はありません)
(公開されません)